日本歴史地名大系 「今泉新田」の解説 今泉新田いまいずみしんでん 栃木県:宇都宮市今泉新田[現在地名]宇都宮市今泉新町(いまいずみしんまち)・御幸町(みゆきちよう)・東町(ひがしまち)・御幸(みゆき)ヶ原町(はらまち)南は今泉村、西は竹林(たけばやし)村に接する平坦地。近世を通じて宇都宮藩領。宇都宮氏家臣の橋本小左衛門が帰農して開いたので、小左衛門(こざえもん)新田ともよばれた(地誌取調)。延宝六年(一六七八)新田開発の残地五二五町余が、今泉新田などへ野場として預けられている(「野場預り証文」平出英夫文書)。元禄郷帳に今泉村枝郷として村名があり、高一六八石余。元禄九年(一六九六)宇都宮宿大助郷一七ヵ村の一つとなる(「宇都宮宿助郷帳」上野虎四郎文書)。同一二年新田改めが行われ、同時期に竹林村との野境立会絵図を作製している(「上平出村新田開縄入覚」平出英夫文書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by