今熊野(読み)イマクマノ

デジタル大辞泉 「今熊野」の意味・読み・例文・類語

いまくまの【今熊野】

《「いまぐまの」とも》京都市東山区地名

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「今熊野」の意味・読み・例文・類語

いまくまの【今熊野】

  1. ( 「いまぐまの」とも )
  2. [ 1 ] 京都市東山区の地名。永暦元年(一一六〇)後白河法皇が新たに熊野神社を勧請して建立したため呼ばれた。今熊。
    1. [初出の実例]「今熊野にて、広言、康頼、我が足柄謡ひしに付けしを」(出典:梁塵秘抄口伝集(12C後)一〇)
  3. [ 2 ] 〘 名詞 〙 熊野神社の分霊をまつる社。
    1. [初出の実例]「熊野別当湛増は〈略〉田なべの新熊野(いまぐまの)にて御神楽奏して、権現に祈誓したてまつる」(出典平家物語(13C前)一一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android