今石動城跡
いまいするぎじようあと
[現在地名]小矢部市城山町
加賀との国境に近い城山(古くは白馬山とよばれる。一八六・二メートル)山上に築かれた山城。麓からの比高は約一五〇メートルで、眼下に城下町(今石動町)があり、遠くには蓮沼城、木舟城(現福岡町)や礪波平野一帯を望むことができる。佐々成政と交戦中であった前田利家が天正一三年(一五八五)四月、この地に築城を命じ、加賀の津幡城(現石川県津幡町)より弟の前田秀継とその子利秀を移し守将とした(三州志)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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