今道(読み)イマミチ

デジタル大辞泉 「今道」の意味・読み・例文・類語

いま‐みち【今道】

中世以降の新しい里程。6町を1里としてきたのに対して、36町を1里とする。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「今道」の意味・読み・例文・類語

いま‐みち【今道】

〘名〙
① 最近造った道。新道
東関紀行(1242頃)赤坂より橋本近頃より俄かに渡津の今道といふかたに、旅人おほくかかる間」
② 新しい里程。昔使われた、六町を一里としたのに対し、後世の、三六町を一里とする里程の称。

いまみち【今道】

京都市左京区修学院から比叡山延暦寺を経て滋賀県大津市坂本に至る道。今路越。志賀越。
太平記(14C後)八「物具をもせず、兵粮をも未だつかはで、或は今路(イマミチ)より向ひ、或は西坂よりぞをり下る」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android