介然(読み)かいぜん

精選版 日本国語大辞典 「介然」の意味・読み・例文・類語

かい‐ぜん【介然】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙
  2. 小さいさま。〔列子仲尼
  3. 堅固なさま。また断固としたさま。〔広益熟字典(1874)〕〔荀子脩身
  4. 不安で落ち着かないさま。
    1. [初出の実例]「は介然なり。は寝視不安之㒵と云が近ぞ」(出典史記抄(1477)八)
    2. [その他の文献]〔漢書‐陳湯伝〕
  5. 間に物がはさまって気になるさま。さっぱりしないさま。〔韓愈‐送温処士赴河陽軍序〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「介然」の読み・字形・画数・意味

【介然】かいぜん

堅固な志。晋・陶潜飲酒、二十首、十九〕詩 是の時、立年(りふねん)(三十歳)に向(なんなん)として 志、恥づる多し に介然のを盡して 衣を拂つて(辞職し)田里に歸る

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