仏が原(読み)ほとけがはら

日本歴史地名大系 「仏が原」の解説

仏が原
ほとけがはら

[現在地名]小松市原町

滓上かすかみ川流域の山間谷間に位置。「源平盛衰記」巻四(白山神輿登山事)によれば、安元三年(一一七七)二月加賀守藤原師高の非法を訴えるため神輿を奉じて上洛を目指す白山宮衆徒は、六日「仏が原、金剣宮」に到着し一〇日まで滞留。その間留守所より上洛停止の交渉を受けている。「廻国雑記」によれば、文明一八年(一四八六)白山禅定に向かう聖護院道興が「ほとけの原といへる所を過侍るとて。わかたのむ仏の原に分きてそをこなふ道のかひもしらるゝ」と詠んでいる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「仏が原」の解説

仏が原
(通称)
ほとけがはら

歌舞伎浄瑠璃外題
元の外題
傾城仏の原
初演
元禄12.1(京・藤十郎座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

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