仕送る(読み)シオクル

デジタル大辞泉 「仕送る」の意味・読み・例文・類語

し‐おく・る【仕送る】

[動ラ五(四)]生活勉学を援助するため金品を送る。仕送りをする。
先生のお宅にいることになれば、着物や何かも―・ってくれますの」〈秋声仮装人物

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「仕送る」の意味・読み・例文・類語

し‐おく・る【仕送】

  1. 〘 他動詞 ラ行五(四) 〙
  2. 江戸時代大名旗本給人の勝手向賄入用の金を見積って立て替える。
    1. [初出の実例]「鎌倉中の大名が涎(よだれ)流して銭金は算積(さんづみ)じゃ。ヤこいつ何ぼ仕送くってもあぶなげはないと高くくり」(出典浄瑠璃・忠孝大礒通(1768)四)
  3. 生活や勉学を援助するための費用として、金品を送る。
    1. [初出の実例]「仕送られて暮す身を、仕送ると見られちゃあ情ねえね」(出典:滑稽本・七偏人(1857‐63)三)

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