他心(読み)タシン

精選版 日本国語大辞典 「他心」の意味・読み・例文・類語

た‐しん【他心】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 別な考え。ほかのことや人に心を移すこと。ふたごころ。他意。異心
    1. [初出の実例]「敢無他心、弁説微妙也」(出典:権記‐寛弘八年(1011)三月二七日)
    2. 「Taxinuo(タシンヲ) サシハサム」(出典日葡辞書(1603‐04))
    3. [その他の文献]〔戦国策‐趙策・襄子〕
  3. 他人の心。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「他心」の読み・字形・画数・意味

【他心】たしん

他意。

字通「他」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む