(読み)ジョウ

デジタル大辞泉 「仗」の意味・読み・例文・類語

じょう【仗】[漢字項目]

[音]ジョウ(ヂャウ)(呉)
柄の長い武器。「儀仗兵仗
宮殿護衛。「仗身
[名のり]より・よる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「仗」の読み・字形・画数・意味


5画

[字音] ジョウ(ヂャウ)
[字訓] よる・まもる・つえ

[字形] 形声
声符は(丈)(じよう)。は杖。兵器として用いるものを兵仗という。仗戟は儀衛。宮中には内仗があり、出行するときには儀仗を用いた。義節によることを「義に仗(よ)る」、勢いを恃むことを「勢に仗る」という。

[訓義]
1. 兵器、刀戟の類をいう。
2. よる、身をよせる、身をまもる。
3. つえつく、つえ。
4. よりどころ、たよる。

[古辞書の訓]
名義抄〕仗 ウツハモノ・タノム・ヨル・クタル〔立〕仗 ウツハモノ・ヨル・タノム・ウツハ・オク・タル

[語系]
仗・・杖diangは同声。梃・挺dyengは梃杖。横に携えるもの。deangも声近く、〔説文〕六上に「杖なり」とみえる。

[熟語]
仗衛仗気仗義仗儀仗策仗士仗恃・仗身仗節仗隊仗托仗馬仗頼
[下接語]
鎧仗・器仗・騎仗・儀仗・勲仗・甲仗・隊仗・典仗・兵仗・立仗・霊仗

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