儀仗(読み)ギジョウ

世界大百科事典 第2版の解説

ぎじょう【儀仗】

とは儀式に用いる兵仗(武器)をさす古語(《唐書》)であり,儀仗を帯びて元首威儀整飾に任ずる兵員儀仗兵(英語ではa guard of honour)という。現代では,不慮の変に備えて警衛重きをおくことが多い。旧日本陸・海軍では,天皇が軍隊艦隊を訪ねるとき,儀仗に供する部隊を儀仗兵と称した。特命検閲使そのほか特に定められた高級者に供する場合も同じである。儀仗兵を分けて儀仗隊儀仗衛兵とし,儀仗隊は途上の警衛に,儀仗衛兵は宿舎護衛に任じた。

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大辞林 第三版の解説

ぎじょう【儀仗】

儀式に用いる装飾的で形式化した武器。
儀式。

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精選版 日本国語大辞典の解説

ぎ‐じょう ‥ヂャウ【儀仗】

〘名〙
① 儀礼用の武具、武器。実用のものを威儀として用いることもあるが、多くは華やかに飾った形式的なものを用いた。
※令義解(833)職員「兵器。儀仗。〈謂。用之征伐兵器。用之礼容儀仗也〉」
② 儀式。
※翰林葫蘆集(1518頃)一四・鹿苑院殿百年忌陞座「接大明之使者天倫禅師一庵講師於北山別業儀仗甚盛矣」

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世界大百科事典内の儀仗の言及

【太刀】より

…太刀身も作銘(さくめい)は佩表(はきおもて)に入れるのを常とするから,外装がなくとも,刃を上に向けて腰に差す打刀(うちがたな)の類とは容易に識別することができる。太刀の種類は礼典用の儀仗(ぎじよう)と軍陣用の兵仗(ひようじよう)に大別されるが,つねに新様式の発達にともなって,軍陣用も旧様式は形式的となり,儀仗化している。古く古墳出土の遺品は,把(柄)頭(つかがしら)に手だまりを大きくこしらえるのを特色とし,頭椎(かぶつち)といって柄頭を立体的に大きくふくらませたものと,環(鐶)頭(かんとう)といって環としたものと,方頭,円頭,圭頭などに分けられる。…

※「儀仗」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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