付歌(読み)ツケウタ

デジタル大辞泉 「付歌」の意味・読み・例文・類語

つけ‐うた【付(け)歌】

神楽歌催馬楽さいばら今様いまようなどで、主な唱者の独唱に続いて他の人が和して歌うこと。また、その歌。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「付歌」の意味・読み・例文・類語

つけ‐うた【付歌】

  1. 〘 名詞 〙 神楽歌・催馬楽・朗詠などで主唱者の独唱のあと、それを助けて斉唱すること。また、斉唱する人。助音(じょいん)
    1. [初出の実例]「堪管絃殿上人、依参進、有御遊之興琵琶 内大臣基綱朝臣、和琴 有賢、笙 予、笛 三位中将宗通朝臣、拍子民部卿、源大納言、皇后宮権大夫、政長朝臣等付歌也」(出典中右記‐寛治五年(1091)正月二二日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android