精選版 日本国語大辞典 「付石」の意味・読み・例文・類語 つけ‐いし【付石】 〘 名詞 〙 ( 「かねつけいし(金付石)」の略 ) 江戸時代、金銀をこすりつけてその質のよしあし、真贋(しんがん)などを判定するのに用いた珪石(けいせき)。黒色緻密で和歌山県那智地方から産出した。〔日葡辞書(1603‐04)〕[初出の実例]「嘘かまことは附石(ツケイシ)で下地の銀が出ようとも」(出典:歌舞伎・島鵆月白浪(1881)三幕) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例