仙宮(読み)センキュウ

デジタル大辞泉 「仙宮」の意味・読み・例文・類語

せん‐きゅう【仙宮】

仙人が住む宮殿
上皇御所
「―を帝都うつまゐらせられしかば」〈太平記・二四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「仙宮」の意味・読み・例文・類語

せん‐きゅう【仙宮】

〘名〙
① 仙人の住んでいる家。仙人の宮殿。
懐風藻(751)従駕吉野宮〈高向諸足〉「誰謂姑射嶺、駐蹕望仙宮
※康頼宝物集(1179頃)上「仙宮には紅の雪をくひ、紫の菊を飲」 〔江淹雑体詩・顔延之侍宴〕
② 上皇の御所。
田氏家集(892頃)上・観禁中雪「仙宮不日銀台立、御花非時絮柳牽」

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