令節(読み)れいせつ

精選版 日本国語大辞典 「令節」の意味・読み・例文・類語

れい‐せつ【令節】

  1. 〘 名詞 〙
  2. よい時節。よい節日。佳節
    1. [初出の実例]「令節調黄地、寒風変碧天」(出典:懐風藻(751)賀五八年宴〈伊支古麻呂〉)
    2. [その他の文献]〔杜甫‐上巳日徐司録林園宴集詩〕
  3. 年中行事の定まっている節日。
    1. [初出の実例]「当寺長老徐江和尚、依令節之行事参也」(出典蔭凉軒日録‐長祿二年(1458)七月一五日)
  4. 特に、重陽節句
    1. [初出の実例]「聖躬違和日数廻、令節重陽儵忽来」(出典:文華秀麗集(818)中・奉和臥病逢重陽節之作〈小野岑守〉)
    2. [その他の文献]〔宋之問‐奉和九日幸臨渭亭登高応制得歓字詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「令節」の読み・字形・画数・意味

【令節】れいせつ

佳節。

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