仮法(読み)けほう

精選版 日本国語大辞典 「仮法」の意味・読み・例文・類語

け‐ほう ‥ホフ【仮法】

〘名〙 (「け」は「仮」の呉音) 仏語因縁(いんねん)和合によって、仮(かり)にこの世に存在する、実体のないもの。⇔実法
正法眼蔵(1231‐53)三十七品菩提分法「言説動容はこれ仮法(けほふ)なり。寂黙凝然はこれ真実なり」 〔瑜伽論八八

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デジタル大辞泉 「仮法」の意味・読み・例文・類語

け‐ほう〔‐ホフ〕【仮法】

仏語。因縁の和合によって仮に存在する、実体のないもの。⇔実法

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