精選版 日本国語大辞典 「仮牢」の意味・読み・例文・類語 かり‐ろう‥ラウ【仮牢】 〘 名詞 〙① 江戸時代、町奉行所内の施設で、被疑者や牢屋から呼び出した囚人を入牢させるまで収容した留置場。ここに入れることを、俗に「シャモ入り」といった。[初出の実例]「仮牢に入る時は、是迄本縄にてモッコウにのせ来りても」(出典:牢獄秘録(17C中))② 仮に作られた牢。臨時の牢。座敷、納屋、土蔵などを改造し、一時牢屋として使用するもの。[初出の実例]「右久左衛門屋敷之内へ仮牢しつらひ入置候処」(出典:万年覚三仰上(高田藩)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例