仮髻(読み)スエ

デジタル大辞泉 「仮髻」の意味・読み・例文・類語

すえ〔すゑ〕【仮髻/仮髪】

奈良平安時代に、女性の髪に添えた添え髪。〈和名抄

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精選版 日本国語大辞典 「仮髻」の意味・読み・例文・類語

すえすゑ【仮髻・仮髪】

  1. 〘 名詞 〙 奈良・平安時代、婦人の髪に添えて結んだ、現在のかつらに似たもの。〔享和本新撰字鏡(898‐901頃)〕
    1. [初出の実例]「今二つには御櫛の調度、すへ・蔽髪(ひたひ)より始め」(出典:宇津保物語(970‐999頃)内侍督)

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普及版 字通 「仮髻」の読み・字形・画数・意味

【仮髻】かけい

かずら。〔晋書、五行志上〕女、鬢傾髻、以てと爲す。用髮に多く、恆に戴(の)すべからず。乃ち先づ木び籠上に於て之れを裝ふ。名づけて假髻と曰ふ。或いは假頭と名づく。

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