デジタル大辞泉 「仮」の意味・読み・例文・類語
かり【仮】
1 間に合わせであること。「
2 本当のもの、本来のものではないこと。「
3 仮定すること。「これは
[類語]その場逃れ・その場しのぎ・当座逃れ・当座しのぎ・一時逃れ・一時しのぎ・糊塗・間に合わせ・有り合わせ・姑息・

(か)声。〔説文〕八上に「眞に非ざるなり」と訓し、「一に曰く、至るなり」として〔書、尭典〕「上下に假(いた)る」の文を引くが、〔尭典〕の文は格の仮借。眞(真)は
死の人であるから、真仮は対言すべきものでない。
は玉質の石塊を切り出して、これを琢冶する意。玉石を分かつ以前のもの。假は仮面。かりにその象を借るものをいう。
に通じ、さいわい。
声として假・瑕・
・
・暇・鍜など十五字を収める。
は琢冶以前の材質のもので真に非ざるもの。假に「大なり」「遠なり」「暇なり」の訓があるのはその通用義。「至る」は格の通用義である。
・
・
keaは同声。瑕・暇・鍜heaも同系の語。格keakも声近く、神霊の降臨することを金文や〔書〕には「邵各(せうかく)」「昭格」に作り、〔詩〕には「昭假」に作る。各は口(
(さい)、祝告)に対して、神霊の降下する足(夂)の象で、各・格が正字、假は声の仮借字である。
▶・仮花▶・仮館▶・仮偽▶・仮休▶・仮居▶・仮髻▶・仮形▶・仮
▶・仮継▶・仮言▶・仮口▶・仮号▶・仮山▶・仮子▶・仮死▶・仮日▶・仮
▶・仮借▶・仮若▶・仮儒▶・仮充▶・仮助▶・仮称▶・仮傷▶・仮食▶・仮真▶・仮寝▶・仮人▶・仮請▶・仮摂▶・仮説▶・仮葬▶・仮想▶・仮貸▶・仮託▶・仮托▶・仮賃▶・仮捏▶・仮途▶・仮頭▶・仮
▶・仮寧▶・仮寐▶・仮父▶・仮母▶・仮謗▶・仮冒▶・仮埋▶・仮命▶・仮面▶・仮喩▶・仮与▶・仮容▶・仮楽▶・仮使▶・仮令▶出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…ほかに触穢(しよくえ)に関する規定も付されていることが多い。服忌令と称するものは,中世伊勢神宮その他の神社で作成されたのが初めであるが,それらは基本的には喪葬令服紀条と仮寧(けによう)令を組み合わせ,喪に服するものが与えられる休暇たる仮(か)を,死穢を忌む期間としての忌に変えたものであった。江戸幕府では,これらをもとにして5代将軍徳川綱吉の1684年(貞享1)儒者林鳳岡(ほうこう),木下順庵,神道家吉川惟足(これたり)らの参画の下に,服忌令を制定公布,その後数次の改正の後,1736年(元文1)最終的に確定した(表参照)。…
…休日は働く者の労働のリズムを整え,労働力の再生産に活力を与えるために欠くことのできないものである。
【産業革命以前の休日】
工場法が施行されるずっと以前から,働く人びとは厳しい労働のあいまに,それぞれの生活に即した休日をもった。古い時代,休日はおおむね祭礼を伴った。異教時代のヨーロッパの休日としてとくに重要なのは五月祭のそれであった。五月祭は夏の到来を告知する祭りであり,五穀豊穣を祈る祭りであった。これに対して,11月1日のハローマスHallowmasは長い厳しい冬を先導する祭りであり,山野を彷徨する先祖の霊を暖かいわが家の炉辺に迎える祭りであった。…
…代表的なものとしては,(1)一定の性質をもって実在する諸法相互の関係を縁起とみる説一切有部(せついつさいうぶ)の学説と,(2)これに反対し,諸法がその自体をもたず(無自性),空であることが縁起の意義であるとする大乗(中観派(ちゆうがんは))の立場がある。同じ大乗の中でも唯識(ゆいしき)説では,諸法も自我(我)も観念的存在(仮)にすぎないが,それらを実有とみる迷妄の世界が事実としてあることを認め,それをあらしめる根拠たるものとして,われわれの認識構造(識)が,過去無数の諸業によって縁起したものであり,したがって実有であると主張した(ただし実有といっても,縁起したものであるから有為法であり,刹那滅であり,空であり,また価値的には迷妄の存在であるから否定されるべきものである。ただ,否定を通じて悟りを実現させる意味で,悟りにとって不可欠な依処(えしよ)(土台)であると説明される)。…
※「仮」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...