仲山城跡(読み)なかやまじようあと

日本歴史地名大系 「仲山城跡」の解説

仲山城跡
なかやまじようあと

[現在地名]長瀞町野上下郷

野上下郷のがみしもごう小坂こさかの荒川左岸に迫る独立丘、しろ山山頂に築かれている。対岸には天神山てんじんやま城跡がある。山形を利用して造られる三つの主要な郭からなり、それぞれの郭は二本の大きな堀切によって仕切られる。各郭には土塁がなく、山肌を切落して急崖をなし、備えとしている。三の郭の長さは九メートル、二の郭は同一五メートル、本郭は山頂部に造られ、同約三〇メートルの規模に造られている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android