仲間集団(読み)なかましゅうだん(英語表記)peer group

翻訳|peer group

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「仲間集団」の意味・わかりやすい解説

仲間集団
なかましゅうだん
peer group

同輩集団ともいわれる。小集団の一つであり,地域社会,学校,職場組合などのなか社会的地位能力,趣味,思想などの類似性に基づいて形成されるもの。インフォーマル・グループである。第1次集団の一つとして,成員間に強い連帯感をもつ場合が多く,孤独感からの解放という機能も果す場合がある。成員の規定力は強く,仲間集団は成員に大きな影響力をもち,成員は追放を恐れる場合が多く,その浸透力は,組織を形成する場合の参考例として評価されてきている。特に青少年においてその影響力は強く,サークル活動などでも大きな教育効果をもっている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android