日本歴史地名大系 「伊予国地理図誌稿」の解説 伊予国地理図誌稿いよのくにちりずしこう 一五冊 石鉄県編成立 明治六年か分類 地誌原本 愛媛県立図書館解説 明治五年四月に陸軍省から国郡村郷明細地図ならびに城市村落山河海岸の形状などを記載し提出するよう、次いで一〇月太政官正院からも同様に命ぜられた県が調査提出したものの副本とみられる。宇摩・新居・周布・桑村・越智・野間・風早・和気・温泉郡のもの一五冊が現存し、各村別に境域・田畑面積・戸口・舟車数・牛馬数・物産・山川池・社寺などにつき記し、所々に細密な真景図が挿入されている。凡例も奥書もないが、大小区の設定からみて明治七年五月愛媛県設置以前の編集と思われる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by