日本歴史地名大系 「伊勢久留麻神社」の解説 伊勢久留麻神社いせくるまじんじや 兵庫県:津名郡東浦町来馬村伊勢久留麻神社[現在地名]東浦町久留麻今出(いまで)川南岸にある。祭神は大己貴命。旧郷社。「延喜式」神名帳所載の津名郡の小社「伊勢久留麻神社」は当社に比定される。大同元年(八〇六)の太政官牒(新抄格勅符抄)には「来馬神 二戸淡路」とあり、神封が与えられている。貞応二年(一二二三)の淡路国大田文にみえる来馬(くるま)庄内の伊勢宮一所は当社をさし、鎌倉期には伊勢宮と称していたことが知られる。「味地草」は社名を伊勢久留麻神社とするが、この地を伊勢の森または神田(こうだ)とも称するといい、祭神を大己貴命としている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by