伊勢節(読み)いせぶし

精選版 日本国語大辞典 「伊勢節」の意味・読み・例文・類語

いせ‐ぶし【伊勢節】

〘名〙
近世明暦一六五五‐五八)から元祿一六八八‐一七〇四)頃まで流行した小唄節。遊郭などでうたわれた。
歌謡・当世小歌揃(17C後頃)いせぶし「いせぶし 秋のよのしかはないても明かす。人目忍べばうやつらや、泣くも泣かれず」
浮世草子西鶴織留(1694)四「あさましや女のすゑと伊勢(イセ)ぶしをうたひける」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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