伊座利浦(読み)いざりうら

日本歴史地名大系 「伊座利浦」の解説

伊座利浦
いざりうら

[現在地名]由岐町伊座利

阿部あぶ浦の北東に位置し、南は海に臨む。史料上は伊佐利浦とも記される。北に伊座利峠があり、南西小伊座利こいざり集落がある。慶長年間(一五九六―一六一五)のものと推定される国絵図に「いさり」、寛永(一六二四―四四)前期のものと推定される国絵図では「いさり村」、正保国絵図では「阿部之内 伊佐利浦」と記される。寛文四年(一六六四)郷村高辻帳では阿部浦の枝村とする。天和二年(一六八二)の蔵入高村付帳では「阿部伊佐利」とみえ、高六八石余。「阿波志」に漁浦などと記され、土田は陸田三町一反余・水田四町五反余、高は漁・阿部合せて八六石余、同じく両浦の家数一四五・人数四七四。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android