伊甘神社(読み)いかんじんじや

日本歴史地名大系 「伊甘神社」の解説

伊甘神社
いかんじんじや

[現在地名]浜田市下府町

御所ごしよに鎮座する旧村社。祭神天足彦国押人命。「延喜式」神名帳に載る那賀郡の同名社に比定される。貞観一一年(八六九)一二月一日伊甘神に対し従五位上が授けられ、同一七年一〇月一〇日には正五位下に、元慶三年(八七九)九月四日には正五位上に進階している(三代実録)。藤井宗雄稿本「石見私記」(藤井家蔵)によると、境内社のしよう社は総社の訛ったものといい、「三代実録」にみえる国府中神(単に府中神とも)とされ、貞観一三年四月三日に従五位下、同一七年一〇月一〇日に従五位上、元慶三年九月四日には正五位下を授けられている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android