伊良湖神社(読み)いらごじんじや

日本歴史地名大系 「伊良湖神社」の解説

伊良湖神社
いらごじんじや

[現在地名]渥美町日出 骨山

もとはみや山の頂上にあったが、明治三九年(一九〇六)陸軍試砲場設置の際現在地に移された。境内四九一坪、本殿に栲幡千千姫尊を祀る。祭神瓊瓊杵尊の母で天照大神に御衣を奉った古伝により、古来当地より伊勢神宮へ絹織物を献じその船出を祝った。「統叢考」に「伊良久大明神の草創は仁明天皇の嘉祥年中也」とあり、伊勢神宮崇拝の住民によって奉祀されたもの。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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