伊藤喜一郎(読み)イトウ キイチロウ

20世紀日本人名事典 「伊藤喜一郎」の解説

伊藤 喜一郎
イトウ キイチロウ

昭和・平成期の実業家 元・東海銀行頭取。



生年
昭和4(1929)年4月23日

没年
平成14(2002)年11月21日

出生地
愛知県名古屋市西区那古野町

学歴〔年〕
京都大学経済学部〔昭和28年〕卒

経歴
昭和28年東海銀行(現・UFJ銀行)入行。45年笠寺支店長、52年本店営業部副部長、53年日本橋支店長を経て、54年取締役、58年常務・営業第二本部長、60年専務、61年同営業第一本部長、62年副頭取を経て、63年頭取に就任。平成6年会長、7年取締役相談役、11年名誉顧問に退いた。名古屋銀行協会会長、名古屋商工会議所副会頭、中部経済連合会副会長のほか、名古屋国際芸術文化交流財団理事長などを歴任。10年中部空港調査会副理事長を経て、理事長を務めた。また、商家“川伊藤”の当主でもあり、江戸中期に建てられた那古野町の自宅は、愛知県の重要文化財指定を受けた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「伊藤喜一郎」の解説

伊藤喜一郎 いとう-きいちろう

1929-2002 昭和後期-平成時代の経営者
昭和4年4月23日生まれ。昭和28年東海銀行に入社。日本橋支店長などをへて,54年取締役。63年頭取,平成6年会長。名古屋銀行協会会長,名古屋国際芸術文化交流財団理事長などもつとめた。名古屋の旧家「川伊藤」の当主。平成14年11月21日死去。73歳。京大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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