伊賀地村
いかじむら
佐波川の中流域に位置し、北西および北東は堀、南西は岸見、南は奥畑(現防府市)、南東は藤木の各村と接する山間村。村の南部に根啼山がそびえ、中央部を志手原川・古森川が西流し、東部を南流する佐波川に合流する。各川に沿って集落が点在、水田は佐波川沿いに広がる。萩藩領で徳地宰判に属した。
文永一一年(一二七四)四月日の玉睿寄進状案(上司家文書)によれば、村内にあった西方寺の灯油料として「下徳地伊賀地村鳥居瀬」の畠一段半が寄進されている。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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