…歌舞伎囃子では鉦は祭囃子や町の場面を表すときに使われる。 伏鉦(ふせがね)は鉦の縁に小さな三つ足のついたもので,伏せて上から柳撞木で打つ。念仏講で打つもので,念仏鉦ともよばれる。…
…歌舞伎の下座音楽では寺院の場の描写や立回り,花見などの場面で奏される。手に持って奏する小型のものは単に鉦,あるいは当り鉦などといい,民俗芸能や下座音楽で広く用いられ,また3本の脚をつけ下に置いて奏する伏鉦(ふせがね)(叩鉦(たたきがね),伏鉦鈷(ふせじようこ))は念仏の際に用いる。双盤,当り鉦,伏鉦はいずれも多くの場合,念仏に関連して用いられることが特徴的である。…
※「伏鉦」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...