休休(読み)やすみやすみ

精選版 日本国語大辞典 「休休」の意味・読み・例文・類語

やすみ‐やすみ【休休】

  1. 〘 副詞 〙
  2. 時々休んでは事を続けるさまを表わす語。休みながら。
    1. [初出の実例]「遠き山路を一こしにはのぼられぬ程に、やすみやすみ登る也」(出典:三体詩絶句鈔(1620)六)
  3. よく考え考え、事を行なうさまを表わす語。命令表現や勧誘表現を伴って「よく考えて(…せよ)」の意から、非難しながら制止する時に用いる。
    1. [初出の実例]「白痴(ばか)も休み休み云へ、百本の大根で詰る訳があるかって」(出典:落語・二人癖(1896)〈三代目柳家小さん〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「休休」の読み・字形・画数・意味

【休休】きゆうきゆう(きうきう)

安らかで楽しむ。〔詩、唐風蟋蟀〕樂しみを好むも(すさ)むこと無(なか)れ 良士は休休たり

字通「休」の項目を見る

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