デジタル大辞泉
「休」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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やすらいやすらひ【休】
- 〘 名詞 〙 ( 動詞「やすらう(休)」の連用形の名詞化 )
- ① 心が迷って、行動に移れないこと。悩んでためらうこと。躊躇(ちゅうちょ)。いざよい。
- [初出の実例]「山の住まひは秋のけしきも見給へんとせしに、又うき時のやすらひにて中空になん」(出典:蜻蛉日記(974頃)中)
- ② たたずんで、先へ行かないこと。
- [初出の実例]「道のべやこの下毎の休らひに待つらむ花の宿やくれなむ〈伏見院〉」(出典:玉葉和歌集(1312)春下・一五七)
- ③ 休息すること。休むこと。
- [初出の実例]「昼の休らひとて旅店に腰を懸て」(出典:俳諧・野ざらし紀行(1685‐86頃))
やすまり【休】
- 〘 名詞 〙 ( 動詞「やすまる(休)」の連用形の名詞化 )
- ① 休まること。休み。
- [初出の実例]「安らかに打ちふしたる斗りを、身のやすまりにておはするに」(出典:とりかへばや物語(12C後)中)
- ② 休むために体を支えるもの。休み場所。
- [初出の実例]「高欄に背中をあてて、それをやすまりに眠(ねぶ)り集まり給ふ」(出典:栄花物語(1028‐92頃)玉の飾)
やすめ【休】
- [ 1 ] 〘 感動詞 〙 ( 動詞「やすむ(休)[ 一 ]」の命令形から ) 休むことを命ずる時に発する号令。休憩せよ。休息しろ。不動の姿勢・緊張の状態を解け。〔五国対照兵語字書(1881)〕
- [ 2 ] 〘 名詞 〙 ( [ 一 ]から転じて ) 休むように号令をかけること。また、その時の姿勢。
- [初出の実例]「あれだけ烈しい銃丸の弾道であった青草の上に『休め』をしてゐた」(出典:初年兵江木の死(1920)〈細田民樹〉二)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「休」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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