(読み)キュウ

デジタル大辞泉の解説

きゅう【休】[漢字項目]

[音]キュウ(キウ)(漢) [訓]やすむ やすまる やすめる いこう
学習漢字]1年
仕事をやめて心身をやすめる。やすむ。「休暇休憩休日休息休養帰休定休不休
活動を一定期間停止する。やめる。「休会休刊休講休止休戦休火山遊休閑話休題
喜ばしい。しあわせ。「休祥休戚(きゅうせき)
「休暇」「休日」の略。「産休連休
[名のり]たね・のぶ・やす・やすし・よし

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典の解説

きゅう‐・す キウ‥【休】

〘自サ変〙 ⇒きゅうする(休)

きゅう‐・する キウ‥【休】

〘自サ変〙 きう・す 〘自サ変〙
① 休む。休息する。
※海道記(1223頃)蒲原より木瀬川「木瀬川の宿に泊て萓屋の下に休す」
② やむ。休止する。終わる。おしまいになる。「万事休す」などと用いる。
※正法眼蔵(1231‐53)山水経「運歩もし休することあらば、仏祖不出現なり」
③ 死ぬ。
※談義本・労四狂(1747)上「車叟(しゃそう)、予が早く休(キウ)せむ事を願ふを、予を以死を好む者となじりいふ」

やすまり【休】

〘名〙 (動詞「やすまる(休)」の連用形の名詞化)
① 休まること。休み。
※とりかへばや(12C後)中「安らかに打ちふしたる斗りを、身のやすまりにておはするに」
② 休むために体を支えるもの。休み場所。
※栄花(1028‐92頃)玉の飾「高欄に背中をあてて、それをやすまりに眠(ねぶ)り集まり給ふ」

やすめ【休】

[1] 〘感動〙 (動詞「やすむ(休)(一)」の命令形から) 休むことを命ずる時に発する号令。休憩せよ。休息しろ。不動の姿勢・緊張の状態を解け。〔五国対照兵語字書(1881)〕
[2] 〘名〙 ((一)から転じて) 休むように号令をかけること。また、その時の姿勢。
※初年兵江木の死(1920)〈細田民樹〉二「あれだけ烈しい銃丸の弾道であった青草の上に『休め』をしてゐた」

やすも・う やすもふ【休】

〘自ハ四〙 (動詞「やすむ(休)」に反覆、継続を表わす助動詞「ふ」が付いた「やすまう」の変化したもの) やすみつづける。休んだままでいる。
※続日本紀‐宝亀二年(771)二月二二日・宣命「天皇が朝(みかど)を暫の間も罷り出て休息(やす)み安母布(やすモフ)事無く」

やすらい やすらひ【休】

〘名〙 (動詞「やすらう(休)」の連用形の名詞化)
① 心が迷って、行動に移れないこと。悩んでためらうこと。躊躇(ちゅうちょ)。いざよい。
※蜻蛉(974頃)中「山の住まひは秋のけしきも見給へんとせしに、又うき時のやすらひにて中空になん」
② たたずんで、先へ行かないこと。
※玉葉(1312)春下・一五七「道のべやこの下毎の休らひに待つらむ花の宿やくれなむ〈伏見院〉」
③ 休息すること。休むこと。
※俳諧・野ざらし紀行(1685‐86頃)「昼の休らひとて旅店に腰を懸て」

やすら・う やすらふ【休】

[1] 〘自ワ五(ハ四)〙
① どうしようかと迷って、行動に移れないでいる。ためらう。たゆたう。躊躇(ちゅうちょ)する。
※宇津保(970‐999頃)俊蔭「せちにそそのかし給へど、とかくやすらひて」
② 足を止める。一所に止まってぐずぐずする。たたずむ。
※蜻蛉(974頃)中「『いとなんゆゆしき心ちしはべる』などいへど、けしきもなければ、しばしやすらひてかへりぬ」
③ 休んでゆっくりする。休息して様子を見る。
※源氏(1001‐14頃)椎本「ここにやすらはむの御心もふかければうちやすみ給て」
④ 仮にとどまっている。旅先で滞在している。
※平家(13C前)三「宋朝よりすぐれたる名医わたって、本朝にやすらふことあり」
[2] 〘他ハ下二〙 休ませる。ゆるめる。
古今著聞集(1254)九「くつばみをやすらへ、しころをふりむけて」

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