日本歴史地名大系 「伝兵衛長右衛門新田」の解説 伝兵衛長右衛門新田でんべえちようえもんしんでん 山形県:東根市伝兵衛長右衛門新田[現在地名]東根市松沢(まつざわ)白水(しろみず)川が最上川に合流する付近、松沢村の西方に位置する。白水川が北方へ流れを変え、最上川も流路を変えているので、当初の正確な位置は不明だが字名が残る。沢渡(さわたり)村の菅原与左衛門が延宝四年(一六七六)開墾して成立し、村名は開墾の中心になった伝兵衛・長右衛門の名にちなむ。両人とも楯岡(たておか)村(現村山市)の人という(菅原文書)。初め幕府領、安政二年(一八五五)以降松前藩領。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報