伝法寺館跡(読み)でんぼうじたてあと

日本歴史地名大系 「伝法寺館跡」の解説

伝法寺館跡
でんぼうじたてあと

[現在地名]十和田市伝法寺 上伝法寺

伝法寺の北西に位置する。慶長三年(一五九八)の館持支配帳に「一五戸伝法寺館四百石 三ツ鱗月ニ兎津村伝右衛門」とあり、津村氏が居館した。「奥羽永慶軍記」は九戸左近将監政実が天正一九年(一五九一)九戸の乱の際、一戸いちのへ(現岩手県二戸郡)苫米地とまべち(現三戸郡福地村)・伝法寺の三ヵ城を攻撃しようとして、まず七戸彦三郎が伝法寺の城に押寄せ、伝法寺伝右衛門は不利となり退いたと記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android