伝習館跡(読み)でんしゆうかんあと

日本歴史地名大系 「伝習館跡」の解説

伝習館跡
でんしゆうかんあと

[現在地名]柳川市本町

本小路ほんこうじ東側、たか門の北にあった柳川藩の藩校。宝暦九年(一七五九)に稽古場が設置されたが(立花家記録)、二十数年後には廃止された。文政七年(一八二四)七月九代藩主立花鑑賢は安東節庵と家老小野勘解由を召し、学舎再興に関する意見をまとめさせ、同年一二月藩校を設立、「論語学而」第一にある文言を取り、伝習館と命名した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android