伝誦(読み)デンショウ

デジタル大辞泉 「伝誦」の意味・読み・例文・類語

でん‐しょう【伝×誦】

[名](スル)物語叙事詩などを口から口へととなえ伝えること。「民話伝誦する」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「伝誦」の意味・読み・例文・類語

でん‐しょう【伝誦】

  1. 〘 名詞 〙 代々伝えてとなえること。また、口から口へととなえ伝えること。
    1. [初出の実例]「右一首作者未詳、但竪子阿倍朝臣虫麻呂伝誦之」(出典万葉集(8C後)八・一六五〇・左注)
    2. [その他の文献]〔宋史‐范質伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「伝誦」の読み・字形・画数・意味

【伝誦】でんしよう

相伝えて誦読する。宋・軾〔文正公文集の序〕、天中に在りて、~言の書を爲(つく)りて以て宰相(おく)り、天下傳誦す。

字通「伝」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android