伯耆国東郷庄下地中分絵図(読み)ほうきのくにとうごうのしようしたじちゆうぶんえず

日本歴史地名大系 の解説

伯耆国東郷庄下地中分絵図(東郷庄下地中分絵図)
ほうきのくにとうごうのしようしたじちゆうぶんえず

一二二・五×一〇二・五センチ(彩色)

成立 正嘉二年一一月

原本 柳沢迪子

解説 領家松尾社・地頭との間に行われた和与による下地中分の結果を描いた絵図。四周に方位を記し、南を上にする。おもに中央部に描かれた東郷池の中央付近から周囲を眺望する形で描かれ、一部日本海上の北東上空からの視点を交える。池中には人物が乗る船、周囲には馬・寺社在家・橋・山・川・樹木・岩、日本海を西に向かう帆掛船などが描き込まれる。中分の具体的方法などを記した裏書がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android