デジタル大辞泉 「伸し掛る」の意味・読み・例文・類語 のし‐かか・る【▽伸し掛(か)る】 [動ラ五(四)]1 からだを伸ばして相手の上におおいかぶさる。「―・って押さえこむ」2 頭ごなしに押さえつけようとする。かさにかかる。「―・るような疳癪声を出して」〈秋声・あらくれ〉3 責任・負担などが身の上におおいかぶさる。「借金の重圧が肩に―・る」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「伸し掛る」の意味・読み・例文・類語 のし‐かか・る【伸掛】 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙① からだをのばして相手の上におおいかぶさる。のびてきて一面におおいかかる。のりかかる。[初出の実例]「夏山ののしかかったる入江哉〈一茶〉」(出典:俳諧・与州播州雑詠(1797‐99))② 頭ごなしに相手をおさえつけようとする。かさにかかる。[初出の実例]「お島はのしかかるやうな疳癪声を出して逐退けた」(出典:あらくれ(1915)〈徳田秋声〉一二)③ 責任、好ましくない状況などが身にかぶさる。[初出の実例]「そんな類の夢のやうに人生そのものが彼の上にのしかかって」(出典:都会の憂鬱(1923)〈佐藤春夫〉) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例