伽藍石(読み)がらんせき

精選版 日本国語大辞典 「伽藍石」の意味・読み・例文・類語

がらん‐せき【伽藍石】

〘名〙
廃寺礎石を移して、くつぬぎ石や庭の飛び石に用いたもの。もと茶人の間で流行し、現在も礎石に模して作ったものをいう。
滑稽本・和荘兵衛後篇(1779)三「捨井戸・かざり井戸・伽藍石(ガランセキ)の見事さ」
香合の一つ。伽藍石の形を模した意匠のもの。伊賀・信楽(しがらき)志野織部焼などにみられる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「伽藍石」の意味・読み・例文・類語

がらん‐いし【×伽藍石】

社寺の柱の礎石をくつぬぎ石や飛び石などに転用したもの。がらんせき。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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