位置覚(読み)いちかく(その他表記)sense of position

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「位置覚」の意味・わかりやすい解説

位置覚
いちかく
sense of position

深部感覚の一つで,視角などに頼らずに,自分の身体の各部がどういう相対的な位置にあるかを判断する感覚をいう。関節,骨,靭帯,腱,筋肉などのあらゆる感覚を総合して感知するもので,この位置覚と運動覚をあわせて関節覚という。この感覚の障害は四肢末端で起りやすい。検査を行う場合には,たとえば被検者の目を閉じさせ,検査を行う者が片方上肢をいろいろな位置に持ち上げ,もう一方の上肢で被検者に模倣するように命じ,それが正しいかどうかを判断する。位置覚に障害があると,他動的に関節を動かしても,伸ばしているのか曲げているのかがわからなくなる。

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