20世紀日本人名事典 「佐々元十」の解説 佐々 元十ササ ゲンジュウ 昭和期の映画運動家,記録映画作家,編集者 生年明治36(1903)年1月14日 没年昭和34(1959)年7月7日 出生地広島県双三郡三次町(現・三次市) 本名佐々木 高成 学歴〔年〕東京帝国大学文学部仏文科中退 経歴昭和2年日本プロレタリア芸術連盟所属のプロレタリア劇場映画班として、小型映画によるわが国最初のプロレタリア映画「メーデー」を製作した。3年「戦旗」に論文「玩具・武器―撮影機」を発売、プロレタリア映画運動を呼びかけ、4年には岩崎昶らと日本プロレタリア映画同盟(プロキノ)を結成、以後中心的な幹部として活動した。プロキノ解消後は評論活動のほか、「文化映画」編集長、映画日本社調査部長を務めた。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by
デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「佐々元十」の解説 佐々元十 ささ-げんじゅう 1903-1959 昭和時代前期の映画製作者,評論家。明治36年1月14日生まれ。小型カメラで記録映画「一九二九年メーデー」を製作,野田醤油争議などを撮影する。昭和4年岩崎昶(あきら)らと日本プロレタリア映画同盟(プロキノ)を創立。解散後は「文化映画」の編集長をつとめた。昭和34年7月7日死去。56歳。広島県出身。東京帝大中退。本名は佐々木高成。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by