日本歴史地名大系 「佐志方城跡」の解説 佐志方城跡さしかたじようあと 長崎県:佐世保市指方村佐志方城跡[現在地名]佐世保市指方町早岐(はいき)瀬戸に臨む城(しろ)山(金山、九六メートル)に築かれた中世の山城跡。平安末期からの系譜をもつ佐志方氏は戦国期に大村氏に属し、永禄六年(一五六三)頃後藤氏と平戸松浦氏の同盟軍に加わっている(深江記・大村家覚書)。同七年大村純忠が針尾(はりお)島を攻めた際、佐志方杢兵衛(善芳)と針尾伊賀守は平戸松浦氏の援軍を得てこれを退けた。のち後藤氏と平戸松浦氏の同盟関係が崩れるに伴い、針尾氏は佐志方氏一族を針尾島から放逐、再び大村氏に属している。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by