佐才新田(読み)さざいしんでん

日本歴史地名大系 「佐才新田」の解説

佐才新田
さざいしんでん

[現在地名]小川町佐才

ともえ川の右岸に位置し、北は世楽せらく村。元禄郷帳には「佐才新田村」、天保郷帳に「佐才新田」とあり、水戸藩領。「水府志料」に「古昔は佐々井共書く。(中略)古来僅かに三四家ありしを、寛永の比、(中略)是を開かせられしなり」とある。天保一三年(一八四二)検地では田畠二二町余、分米一一九石余(新編常陸国誌)。嘉永三年(一八五〇)の「常陸紅葉郡鑑」(楯石氏蔵)によると、当時の石高は二三三石余で、年貢は田二ツ六分・畠二ツ五分と軽かったが、ほかに納竹や鳥運上の負担があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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