日本歴史地名大系 「佐知川村」の解説 佐知川村さじかわむら 埼玉県:大宮市佐知川村[現在地名]大宮市佐知川・プラザ水判土(みずはた)村の西に位置する。北東部に指扇(さしおうぎ)支台南端の台地があり、他の大部分は荒川筋の沖積低地。南西部は自然堤防で古くからの集落があり、集落の中央を与野町と川越城下を結ぶ道が貫通する。土屋(つちや)村・遊馬(あすま)村方面に五ヵ所の飛地があり、荒川沿いの八貫野(はちかんの)に持添新田がある(「風土記稿」など)。応永二九年(一四二二)一一月二一日の足利持氏寄進状(清河寺文書)に上内野(かみうちの)郷内「佐地川」とみえ、長井駿河実基の伯父紹旭蔵主により清河(せいが)寺に寄進された佐地川の在家一宇などが、鎌倉公方足利持氏によって再寄進されている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by