佐立七次郎(読み)さたて・しちじろう

朝日日本歴史人物事典 「佐立七次郎」の解説

佐立七次郎

没年:大正11.11.5(1922)
生年安政3(1856)
明治期の建築家讃岐(香川県)高松に生まれ,明治12(1879)年工部大学校造家学科第1期卒業。同24年官を辞し,日本郵船会社専属に近い形で各地社屋設計した。同社小樽支店(1906)が現存する。作家金子光晴の義祖父に当たる。<参考文献>曾禰達蔵「故佐立七次郎君の建築事蹟」(『建築雑誌』1923年8月号)

(越野武)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「佐立七次郎」の解説

佐立七次郎 さたて-しちじろう

1856-1922 明治-大正時代の建築家。
安政3年生まれ。金子光晴の義祖父。日本郵船の名古屋支店(明治20年),小樽支店(39年)などのほか,水準原点標庫(24年)を設計。イギリス派として知られた。大正11年11月5日死去。67歳。讃岐(さぬき)(香川県)出身。工部大学校卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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