佐脇嵩之(読み)さわき・すうし

朝日日本歴史人物事典 「佐脇嵩之」の解説

佐脇嵩之

没年:安永1.7.2(1772.7.31)
生年宝永4(1707)
江戸中期の画家。江戸の人。佐脇を略して佐嵩之ともいう。名は道賢,字は子岳,号は一水,幽篁亭,中岳堂など。通称甚蔵。晩年英一蝶について学び,師の風俗画作風をよく守って,後世に伝えた。代表作に「菅公像額」(太宰府天満宮蔵)がある。子に嵩雪,弟子高嵩谷がいる。66歳で没し,浅草誓願寺中称名院に葬られた。

(河野元昭)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「佐脇嵩之」の解説

佐脇嵩之 さわき-すうし

1707-1772 江戸時代中期の画家。
宝永4年生まれ。英一蝶(はなぶさ-いっちょう)の門にまなぶ。狩野(かのう)派の画風から脱し,浮世絵にちかづいた。風俗画がおおい。明和9年7月3日死去。66歳。江戸出身。名は道賢。字(あざな)は子岳。通称は甚内,甚蔵。別号に一水,東宿,中岳堂。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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