佐藤一章(読み)サトウ イッショウ

20世紀日本人名事典 「佐藤一章」の解説

佐藤 一章
サトウ イッショウ

昭和期の洋画家



生年
明治38(1905)年11月1日

没年
昭和35(1960)年8月29日

出生地
岡山県小田郡中川村本堀(現・矢掛町)

本名
佐藤 章

学歴〔年〕
東京美術学校(現・東京芸術大学)西洋画科〔昭和4年〕卒

主な受賞名〔年〕
岡山県文化賞〔昭和25年〕卒

経歴
在学中から帝展出品し、昭和2年第8回帝展に「後向きの裸婦」が初入選。以後も帝展に出品を続け、9年「公記字号」で特選となる。7年東光会創立に参加、会員として、また運営委員として活躍。11〜19年文展無鑑査待遇となり、戦後は21年第1回展から日展に出品、日展審査員、出品依嘱者となり、33年評議員。この間、25〜30年岡山大学特設美術科教授を務めた。写実的な作風で風景画が多い。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「佐藤一章」の解説

佐藤一章 さとう-かずあき

1905-1960 昭和時代の洋画家。
明治38年11月1日生まれ。満谷(みつたに)国四郎に師事。昭和9年東光会会員となり,「公記字号」が帝展で特選。22年日展審査員となり,初の日展地方展を岡山でひらいた。25年岡山大教授。昭和35年8月29日死去。54歳。岡山県出身。東京美術学校(現東京芸大)卒。本名は章。

佐藤一章 さとう-いっしょう

さとう-かずあき

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android