体節遺伝子(読み)たいせついでんし(その他表記)segmentation gene

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「体節遺伝子」の意味・わかりやすい解説

体節遺伝子
たいせついでんし
segmentation gene

ショウジョウバエで見つかった,体節構造を決めるホメオティック遺伝子群は,ここ十数年の発生学分野の研究では最大のトピックスといわれる。それは,単にハエの体節を形づくるというにとどまらず,ほとんどすべての多細胞生物形態形成に,大きな役割を果たしていることが明らかになってきたからである。体節とは,もともとミミズなどに見られるように体の前後軸に沿ってできる周期的な構造単位だが,発生の初期では多くの動物でも中胚葉などに分節構造が見られる。したがって,これらの遺伝子は発生の初期に働き,動物体の前後の体制や構造を決定するかなめとなっているようだ。現在では,ホメオティック遺伝子群をさらにその上位で制御する遺伝子として,体節遺伝子の一群が報告されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

春になって暖かくなりかけた頃、急に寒さが戻って、地面などがまた凍りつく。《 季語・春 》[初出の実例]「七瀬御秡 同晦日也。〈略〉雪汁いてかへる」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)...

凍返るの用語解説を読む