何でも彼でも(読み)なんでもかでも

精選版 日本国語大辞典 「何でも彼でも」の意味・読み・例文・類語

なんでも【何でも】=彼(か)でも[=かんでも]

  1. どんなものでも、すべて。
    1. [初出の実例]「芸者でも女郎でも、なんでもかでも十九文横町に、かしやかりのしまふたや、引うつるとまもなく銭金はできず」(出典:洒落本・通人の寐言(1782)上)
  2. 事態他人意見にかかわらず、自分意志判断を通そうとする気持を表わす。どんなことがあっても。是が非でも。
    1. [初出の実例]「なんでもかでも、跡とりはおらが愚太さんだ」(出典:滑稽本・浮世風呂(1809‐13)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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