どれ‐だけ【何丈】
- 〘 名詞 〙 ( 副詞的にも用いる )
- ① 数量、程度などの限度を疑い問う意を表わす。どの程度まで。
- [初出の実例]「本によ、何丈(ドレダケ)の義理首尾があって、お前様を世話しようと云ふのぢゃねえ」(出典:恋慕ながし(1898)〈小栗風葉〉一八)
- ② 数量・程度などが限度のわからないほど多い意を表わす。どんなにたくさん。いかほど。
- [初出の実例]「吾々には此書物がどれだけの感動を与へたかは」(出典:天王寺畔の蝸牛廬(1902)〈正岡子規〉)
- ③ ( 下に打消の語を伴って ) たいしたことのない意を表わす。なにほど。
- [初出の実例]「彼女は指折りかぞへて、この邸にも、どれだけもゐないことを知った」(出典:山吹(1944)〈室生犀星〉二)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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