何方不付(読み)どっちつかず

精選版 日本国語大辞典 「何方不付」の意味・読み・例文・類語

どっち‐つかず【何方不付】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 どちらとも定まらないで曖昧(あいまい)なさま。中途半端。どちつかず。どちらつかず。
    1. [初出の実例]「どっち付ずの大坂の顔」(出典:俳諧・武玉川(1750‐76)一三)
    2. 「何方(ドッチ)付かずに遅々(ぐづぐづ)してゐる」(出典多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉前)

どち‐つかず【何方不付】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙どっちつかず(何方不付)
    1. [初出の実例]「にわかに女に似するほどに、人躰なへて、どちつかずなれば、正体なき風躰になる事あり」(出典:拾玉得花(1428))

どちら‐つかず【何方不付】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙どっちつかず(何方不付)
    1. [初出の実例]「空舟やどちらつかずのうす氷〈昌川〉」(出典:俳諧・焦尾琴(1701)雅)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

[生]1936.2.20. 千葉,臼井プロ野球選手,監督。佐倉第一高等学校から立教大学を経て,1958年に東京読売巨人軍(読売ジャイアンツ)に入団。右投げ右打ちの強打の三塁手として,入団 1年目に本塁...

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